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Hulu×HBO Asia共同製作ドラマ「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」
2018年4月27日(金)より配信&世界19カ国同日放送
ミスシャーロック 1話・2話・3話・4話 感想 ネタバレ有 |
第5話 あらすじ 「消えた新婦」
Episode5「消えた新婦」配信日:2018.5.25
突然のフラッシュバックに襲われ、倒れこんでしまった和都は、入川クリニックに相談に行くのだが、そこで入川からPTSDが発症したことを告げられる。
一方、シャーロックは、礼紋から「披露宴の直前に、結婚式場の控え室から突如として花嫁が失踪した」という連絡を受け、捜査に行くことに。
花嫁はモデルの真島理紗(泉里香)で、新郎は、注目の有名ジュエリーデザイナーの冴木数馬(淵上泰史)。一見、順風満帆のはずの2人の間に何が起きたのか、シャーロックと和都が捜査をはじめる。
第5話 感想
FujiVISHさん |
※注意 感想はネタバレを含む場合があります。(該当話数)
今回のミスシャーロックは、失踪事件についてでした。
「消えた花嫁」という題材の元、結婚式当日に消えてしまった花嫁についてシャーロックが捜査するというもの。
「披露宴の前に花嫁が失踪した」という相談が礼紋警部からシャーロックへ電話がありました。事件を捜査していくうちに、この失踪事件は数年前起こった、女性殺人事件とのつながりが見えてきます。
シャーロックは、なぜ花嫁が消えたのか、消える必要があったのかについて細かく捜査を進めていくのでした。
今回の話は、前回のヴァンパイアの事件とは違い、どちらかといえば現実みがある話にまとまっていました。グロテスクなシーンもあまりありませんでしたし、殺人のシーンの描写も少なかったように思います。
失踪した人を探すという、本当の探偵みたいな仕事内容であったのでより現実感があったのかなと感じました。話の内容的には素晴らしく、推理ものが好きな筆者でさえ、「そうなるの!?」という、気持ちで見てしまいました。
また、俳優さんが素晴らしく、特に数年前の殺人事件の犯人役として仕立て上げられてしまった俳優の毎熊克哉さんが素晴らしい演技をされていました。出てくるシーンは少なかったですが心に来る非常にいい演技だったと思います。
和都の過去についても話があり、フラッシュバックした理由についても話があります。今回は非常に面白かったと思います。
第6話 あらすじ「マリス・ステラ」
Episode6「マリス・ステラ」配信日:2018.6.1
ある日、元警察庁長官で国会議員の鷹山幸一(小木茂光)の息子、優一(山田裕貴)宛に小包が届く。そこには、冷凍保存された人間の右耳が入っていた。
事件の捜査を依頼されたシャーロックは、切り取られた右耳にサイズの合わない補聴器が埋め込まれていることに気づき、片耳を失った人を探すことに。
だが、辿り着いた男は既に死んでいて、その人物は柴田巡査部長(中村倫也)の元上司で恩師である捜査一課の刑事・川崎雄三であった…。
第6話 感想
FujiVISHさん |
※注意 感想はネタバレを含む場合があります。(該当話数)
いよいよ、最終話目前の第7話。今回の話は、黒幕”マリス・ステラの存在もわかり始めるストーリーとなっていました。
あるひ、元警察庁長官で現在は国会議員の鷹山幸一の息子に小包が届きます。その小包の中身は耳でした。捜査を依頼されたシャーロックは、切り取られた耳のサイズとは合わない補聴器を見つけます。そこから、切り取られた片耳の人物を探し出します。
切り取られた耳の正体は、柴田巡査部長の元上司でした。捜査を進めるうえで、今度は切り取られた指が幸一の息子に届きます。非常にグロテスクで、メッセージ性が強い今回の事件、今回の事件は、黒幕のマリス・ステラに大きくかかわっているのでした。
前回はどちらかといえば、ヒューマンストーリじみていた分、今回は非常にショッキングでグロテスクなシーンが多かったです。作品の最大の黒幕である”マリス・ステラ”の存在も徐々に明らかになってきました。犯罪誘導のもと、それぞれの事件の裏で手引きしている存在がいる。
実際の「シャーロックホームズ」でも、黒幕のモリアーティ教授が大きな影響を与えていました。いまだに、シャーロックホームズと同じぐらい人気があるモリアーティ。今回のドラマではどのように描かれるのか非常に気になります。7話、8話で一つの事件が完成しているようでいよいよフィナーレです。非常に面白いドラマなので、最終回どのような事件になっているか楽しみです。
第7話あらすじ「最後の事件 前編」
Episode7「最後の事件 前編」配信日:2018.6.8
シャーロックは、水野亜紀子(第1話)、椎名姉妹(第3話)、高井義之(第6話)らの黒幕が、北極星を意味する“マリス・ステラ”を名乗る人物、モリワキアキラだと突き止めるが、その正体は未だに掴めぬままだった…。
一方、シャーロックの兄・健人は、日本有数の研究所、帝日化学から強力な感染力と殺傷力をもつ殺人ウイルスが盗まれたことを知り、シャーロックに盗まれた殺人ウイルスの奪還を依頼することに…。
第7話 感想
FujiVISHさん |
※注意 感想はネタバレを含む場合があります。(該当話数)
今回は衝撃の話でした。今まで見てきてよかったと本当に感じました。ついに6話で“マリス・ステラ”を名乗る人物がモリワキアキラという人だと突き止めたシャーロック。ただ、正体についてはつかめないままで有りました。一方、帝日化学から強力な感染力をもつ殺人ウイルスが盗まれたことを知るシャーロックはその犯人を追跡することに。そのまま調査を続けますが、犯人にはめられてしまいます。シャーロックは逃げながらウイルスの在りかを探します。
今回の話で、今まで謎に包まれていた“マリス・ステラ”の正体について、ついに明かされます。私は、正直別の人間が“マリス・ステラ”の犯人だと思っていました。
ただ、意外な人物で正直驚きました。前回の6話である程度の伏線がありました。ただ、その伏線が違う方向なりました。
モデルになっているシャーロックホームズシリーズでもモリアーティ教授が犯人たちの裏で糸を引く人物と描かれています。小説では、ライヘンバッハの滝で決闘を行いモリアーティーを投げ飛ばしモリアーティーを死に追いやります。
今回のドラマでは、どの様な決闘を描くのか費用に気になります。最終回の8話に期待です。
第8話あらすじ「最後の事件 後編」
Episode8「最後の事件 後編」
配信日:2018.6.15
シャーロックはテロ計画の実行犯を突き止め、ウイルスを自身の身体に打った犯人を殺害することで、ウイルスの拡散阻止に成功した。
しかし、警察は引き続きシャーロックを被疑者として捜索し、彼女を擁護する礼紋警部は捜査本部から外され、シャーロックに拳銃を奪われた柴田巡査部長は退職願を提出して警察を去ってしまう。
シャーロックは波多野、健人の協力のもと、テロ計画の真犯人であるモリワキアキラを追いかけ、さらなるテロ計画の阻止とモリワキの手に落ちてしまった和都の奪還を試みるが…。
卓越した洞察力と推理力を持つシャーロックと最大の敵、モリワキアキラとの戦いがここに決着する。
第8話 感想
FujiVISHさん |
※注意 感想はネタバレを含む場合があります。(該当話数)
シャーロックが前回、守谷を射殺したことでウイルスが蔓延するのを防いだのですが、守谷に恋心を抱き始めていた和都はかなりのショックを受け、錯乱状態に陥ります。警察では、礼紋警部は捜査本部から外され、シャーロックに拳銃を奪われた柴田巡査部長は退職願を提出し警察を去ります。
シャーロックは兄の健人の協力の元、モリワキアキラが、テロを起こすために小型核弾頭の設計図を狙っていることを知り、設計図のありかについて調査を始めます。そしてシャーロックはモリワキアキラと決着をつけるため、ライヘンバッハビルへと舞台を移すのでした。
このドラマの終わらせ方として、最終話にしては推理解決的な要素は少なかったです。そして話の構成的にはヒューマンストーリを前面に出して、シャーロックとモリワキアキラとの決着を和都を通して行うという人間関係を描いていました。
個人的には、原作のライヘンバッハの滝を絡めてくるあたり、シャーロックホームズファンとしてはかなりしびれる展開でした。そして、終わらせ方も、これからまだ続くような終わらせ方だったので次回作に期待して待ちたいと思っています。
このドラマを通して、いろいろな見せ方を学びましたし、単純に非常に面白かったと思います。Huluだからこそできたのかもしれませんが、また同じようなドラマをやることがあったら見てみたいと思いました。それほどまでに、完成度は高く、面白いドラマだったと思います。
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